窓ガラスの赤い逆三角形の重要な使命
大型の商業ビルや、公共施設が経ち並ぶ東京都心でガラス修理を行う事も多いのですが、そんな建物へ訪れた時、ふと施主様などに通された部屋の窓によくステッカーが貼られている事があります。
皆様もこの見慣れないガラスに付いたマークを見かけたことはないでしょうか。大きな窓に、外から分かるほど、くっきりでかでかと付けられた赤い逆三角形のマーク。実はあれには、人命を守るための大切な使命があるのです。
窓につけられた赤い逆三角形、名称は「消防隊進入口」あるいは「非常用進入口」と言って、人が多く集まる大型施設や公共施設の窓に取りつけることが義務付けられています。何のために使うのかというと、火事や災害などの際、建物に入って消火活動をしたり、建物の中に取り残された人を救助する際の救助隊の進入口となるのです。そのため、窓のマークは必ず外から確認できる位置であること、マークを設置した窓には、窓をふさぐような物を置かない、窓周辺も非常時の際の救助活動がしやすいよう広く開けておかなければならない、といった決まりがあります。一見落書き?と勘違いしてしまいそうな何気ないものですが、実は重要な意味があったのですね。
また、逆に考えれば、東京都内で災害などが発生して建物の中に取り残されてしまった時、そのマークのついた窓を目指していけば、救助される可能性が高くなるということ。
大きな建物を利用する時には、非常口の場所と合わせて、こちらのマークにも注意してみるといいかもしれません。
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